「RDRA定義」をグラフィカルに表示し、個々の要素のトレーサビリティや集約した単位での凝集度、結合度を把握するなど、様々な視点から定義情報を分析し、定義の精度を上げることができます
RDRA定義のグラフ化
RDRAは定義要素(以後アイコン)同士の関連で意味を表現します。表形式でのRDRA定義の場合は、同一行のものは関連すると認識します。さらにシート間でもアイコンが関連し、全てのアイコンがつながることで整合のとれた要件を定義できます。
関連には階層構造を表すものと相互の関連を表すものに分かれ、複雑な構成を取ります。それを分かりやすく可視化するのがこのツールです
アイコン同士の結合度を調べたいときには「DIAGRAM」メニューのダイアグラムを使い、集約された単位の結合度を確認し、気になったものから詳細なものへとブレークダウン(アイコンのダブルクリック)しながら結合度の理由を確認します
変更の影響度を調べたいときには「OBJECT LIST」メニューで表示されるメニューから調べたいオブジェクトを選び、そこから個別のトレーサビリティを確認します
このツールは参照専用でデータの登録はできません。下記の「RDRAGraphへの連携」を参照し、RDRA分析ツールからデータをコピー・ペーストで連携します
※集約された単位:業務、BUC、アクター群、外部システム群、コンテキスト
以下の手順でRdraGraphツールにデータを取り込む
RDRA分析(Google Spreadsheet)の「関連データ」シートのAーD列の最終行までをコピー
RDRAGraphツールの「DATA / Import Data」を実行しダイアログ内のテキストボックスにペーストし、「取込」を押す
OBJECT LIST
個々のオブジェクトからダイアグラムを表示する
DIAGRAM
個別のモデル別にダイアグラムを表示、中心となるモデルと関わりの深いモデルとの関係を示し、個々の要素の確からしさを確認する
LAYOUT
fCoSE(制約を使ったレイアウト)、Cola(アイコン間の距離調整)のアルゴリズムによるレイアウトを調整する
VIEW
アイコンをクリックしたときの振舞の設定とアイコンの凡例を表示する
POSITION
アイコンのポジションを保存、クリア、受け渡しを可能とすることで、任意のポジションでダイアグラムを表示できるようにする
DATA
グラフィカルに表示するためのシステム(データ)の表示切替、データの取込、保持したデータのクリアを行う
CHAT
Chat形式で定義内容を問い合わせる
(Open AIのAPIキーが登録されればGPT-4を使い未登録の場合はGPT-3.5を使用)
個々のオブジェクトからダイアグラムを表示するメニュー、階層構造で表示されクリックすることでダイアグラムを表示。RDRAのトレーサビリティを使い変更の影響範囲を分析する
フィルター
入力されたキーワードを含むオブジェクトが以下の一覧に表示
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アクター
個別のアクターを表示 アクター群/アクターの階層構造で表示
外部システム
個別の外部システムを表示 外部システム群/外部システムの階層構造で表示
業務/BUC
業務とBUCを表示 業務/BUCの階層構造で表示
※アクティビティとUCは量が多いので一覧には表示されない
BUCダイアグラムを表示しそこからアクティビティとUCを表示する。
情報
個々の情報を表示 コンテキスト/情報の階層構造で表示
状態
個々の状態モデルと状態を表示 コンテキスト/状態モデル/状態を階層構造で表示
バリエーション
個々のバリエーションを表示 コンテキスト/バリエーションの階層構造で表示
条件
個々の条件を表示 コンテキスト/条件の階層構造で表示
アクティビティ
BUC内のアクティビティを表示 主にフィルターを使って対象のアクティビティを探すために利用
UC(ユースケース)
個別のUCを表示 主にフィルターを使って対象のUCを探すために利用
画面
個別の画面を表示 主にフィルターを使って変更起点となる画面を探すために利用
イベント
個別のイベントを表示 主にフィルターを使って変更起点となるイベントを探すために利用
タイマー
タイマーを表示 主にフィルターを使って対象のタイマーを探すために利用
モデルの全件を表示するので、ここから任意のアイコンをクリックし、個別のダイアグラムを表示します。全体を俯瞰し各要素の関係を把握し結合度と凝集度を確認する
全UC
コンテキストを中心に全ユースケースとの関係を表示(中心にあるコンテキストがドメインを表す)
業務_コンテキスト(情報)
業務とコンテキストの関係を表示(UCと情報の関係から導出)
凝集度、結合度を把握し複雑度や傾向を把握する
業務_アクター群
業務とアクター群の関係を表示(UCとアクターの関係から導出)
関係を疎に保ちアクターとシステムの関係性を把握する
業務_外部システム群
業務と外部システム群の関係を表示(UCと外部システムの関係から導出)
外部システムとの関係を把握する
BUC_コンテキスト
BUCとコンテキストの関係を表示(UCと情報の関係から導出)
BUCとシステムの関係を疎に保ち複雑度を下げる
BUC_アクター群
BUCとアクター群の関係を表示(UCとアクターの関係から導出)
BUCのレベルでアクターとの関係をシンプルにする
BUC_外部システム群
BUCと外部システム群の関係を表示(UCと外部システムの関係から導出)
BUCのレベルで外部システムとの関係を把握する
情報モデル
情報間の関係を表現し、コンテキスト間の関係も把握
情報間の関連性から依存関係を把握する
複数コンテキストに関わるUC
複数コンテキストに関わるUCを表示
複数のコンテキストまたぐUCは重要なUCの可能性が高い
複数の状態に関わるUC
複数状態に関わるUCを表示
複数の状態に関わるUCは重要なUCの可能性が高い
New Window:アイコンをダブルクリックしたときに新しいWindowに表示するか否かを設定する
Legend:アイコンの名前(意味)を表示
Save Position:現在表示されているアイコンのポジションをLocalStorageに保存する
Clear Position:表示しているダイアグラムの保存したポジションをクリアする
Import Position:ポジションを受け渡すためのダイアグラムに表示する
Load Data:表示しているシステムのデータを切り替える(表示は1システムだけを対象にする)
Import Data:表示するシステムのデータを取り込むダイアグラムを表示する
Graph Data Clear:LocalStorageのGraphに関わるデータを削除 (取込データ、ポジション)
Local Storage All Clear:LocalStorage上のデータを削除
ChatBot:定義内容を問い合わせるChatBotを表示
Register API_Key:ChatBotで使用するOpenAI、GeminiのAPIキーを登録するダイアログを表示 未登録の時はGPT-3.5を使用